2007/09/04

2007/09/04 日経新聞 経済教室


今日の日経新聞の29面、経済教室という記事で宇宙にも行った毛利衛さんが『「合理的個人」脱却を』という題名で経済学のパラダイムシフトを期待するという趣旨の記事を書いていた。

記事から読み取ったところを自分なりに解釈して説明すると、

経済学が合理的個人を前提にしていることはもはや天動説みたいなものだ(原文中では万有引力と書いているけども。)

自然科学の世界では「天動説→地動説」のようなパラダイムシフトを何度も経験してきた。
例:「天動説→地動説」、「万有引力の発見」、それでも説明の付かない事象を、「アインシュタインの相対性原理」で説明、また原子分子の世界で説明の付かない事象は「量子力学」によって説明するようになった。

そのようなパラダイムシフトによって「地動説的な視点(を)、経済学(に)も」、ということらしいですが、説明を端折り過ぎていてうまく表現できていないかもしれませんが、良い記事なので興味を持った方は原文をご覧ください。

経済学者と呼ばれる人たちが一概にこういった視点を持っていない訳ではないと思いますが、毛利さんのような完全な異分野の人がこのコラムに寄稿しているのを見ると、合理的な個人から脱却した新しい経済学によって多くの世界に存在する課題を片付けなくては人類の生き残る道は無い、という強い危機感が感じられました。

ところで、ときどき良い内容が載る「経済教室」や「やさしい経済学」などの記事がネットには載らないのが残念でならないですね。

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