2008/11/06

Word やExcel でホームページからコピーした際などに書式をクリアにするTips


久しぶりにGoogle Analytics を見てみたらWord ファイルサイズ縮小のTIPS & レイアウトのTIPS & パフォーマンスのTIPS & 結論 (結論は言い過ぎました・・。)という以前書いたエントリが案外アクセスが多い様だったので、せっかくなのでそれに関連する事柄を。

ホームページなどから得た情報を元にWord やExcel などに貼付けて利用したい、と思うことが時々あるかと思います。
そういうとき、コピーしてそのまま貼付ければ、見出しや太字斜体リンク赤く色付けされた強調単語などの情報も含めてWord やExcel にコピーされて便利だと思います。
一方で、これが原因で、書式がおかしくなり、自分がイメージしているレイアウト通りに配置出来なかったりすることが多いのも事実です。
Excel だとホームページから表をコピーしたい時などに余計な情報、余計な書式がたくさんついて来て困る、というような現象に悩まされます。

こういうときの対処方法として、一度、"メモ帳"に貼って再度コピーしなおす、というテクニックを使うことがあります。
なぜ"メモ帳"に貼ってコピーしなおすと対処出来るのかというと、通常の手順だと、
  1. ブラウザなどからコピー
    (コピーされた文章・表などが書式情報ごとクリップボードに格納される)
  2. Word またはExcel に貼付け
    (クリップボード内の書式情報込みのテキストをWord やExcel へ貼付け)
となるのに対して、"メモ帳"を挟んだ場合、
  1. ブラウザなどからコピー
    (コピーされた文章・表などが書式情報ごとクリップボードに格納される)
  2. メモ帳に貼付け
    (クリップボード内の書式情報込みのテキストを"メモ帳"へ貼付け
     ただし、メモ帳には書式情報を処理する機能はないためこの時点で
     テキスト情報のみが貼付けられることになる)
  3. メモ帳内のテキストをコピー
    (書式情報の無いテキストがクリップボードに格納される)
  4. Word またはExcel に貼付け
    (クリップボード内の書式情報無しのテキストをWord やExcel へ貼付け)
となり、クリアな状態のテキストがコピーされます。
こうしたあとに、Word やExcel で再度書式を設定し、目的の文書を仕上げて行くわけです。
こうすることでWord やExcel からみれば、比較的素直な状態の文書を作ることが出来て、ファイルサイズが小さくなる、などのメリットもあるかも知れません。

なお、上記の例の、
  1. ブラウザなどからコピー
    (コピーされた文章・表などが書式情報ごとクリップボードに格納される)
をWord やExcel で置き換えて作業することもあります。
これは既に作成済みのWord/Excel 文書の書式が、(例えば他人が作ったなどの理由で)複雑でわかりにくい時などに、自分で編集しやすいようにやり直す、というような時などに行ないます。

また、Excel の場合では、
  1. ブラウザなどからコピー
    (コピーされた文章・表などが書式情報ごとクリップボードに格納される)
  2. Excel に貼付け
    (クリップボード内の書式情報込みのテキストをExcel へ貼付け)
  3. Excel からコピー
    (書式情報、表組情報込みのテキストをクリップボードに格納)
  4. メモ帳に貼付け
    (クリップボード内の書式情報・表組情報込みのテキストを"メモ帳"へ貼付け
     ただし、メモ帳には書式情報を処理する機能はないためこの時点で
     テキスト情報のみが貼付けられることになる。
     なお、表組情報はタブ区切りテキスト、として貼付けられる)
  5. メモ帳内のテキストをコピー
    (書式情報の無いタブ区切りテキストがクリップボードに格納される)
  6. Excel に貼付け
    (タブ区切りテキストがExcel へ貼付けられてそれぞれが
     セルのひとつひとつへと格納される。)
というようにして表の情報のみを奇麗に取り出すこともあります。

なにはともあれ、こうしてテキストエディタ(メモ帳のようなプログラムを総称してテキストエディタと言います。)に貼付けて書式などをクリアにする手法はとても利便性が高く、レイアウトや余計な書式に悩んだ時は、この方法で処理してしまえばすぐに解決することが多いです。

この手法はMS-Office 製品に限らず他のアプリケーションでも適用出来ると思います。
理屈がわかってないとなんのためにメモ帳を挟んでいるのかわかりづらいのですが、是非、いろいろ試してみてトラブルシューティングに役立てて下さい。

蛇足ですがOffice Personal 2007 アップグレードもとうとう10,000円割れが常態化しましたね・・。