2009/12/25
2009/10/14
[読書] 闘うプログラマー
時間に余裕のありがちな昨今、個人的にはとてもヒットのLibron(作者の方ありがとうございます) を使って読書に励んでいる秋です。こんにちは。
ブログやネットでのニュース記事ばかりチェックすることに追われてこの数年久しく小説などを読んでいなかったのですが最近になってから図書館のオンライン予約の利便性に気付いて気軽に借りては読んで、というのが習慣づいてきました。
前述のLibron 導入後は図書館利用に向けた楽チンさが加速して、借りられる時はまず借りて試し読みしてから or 全部読めれば読んでしまう、という感じで技術系の本も出来るだけお金をかけないようになってしまいました。
出版不況とかデフレとかを推し進めているのは自分みたいな人種なんだろうなあと後ろめたさを感じつつも、水は低きに流れるということでこの流れは止められないのだろうなあと諦め加減の毎日です。
さて表題の「闘うプログラマー
」ですが、翻訳版の初出が1994年らしいのでとっても今更過ぎのある本ですが面白かったです。もっと早く読めば良かった、IT 業界に居るのに読んだことないのはとてももったいことだ、と感じさせるパソコン黎明期のWindows NT 開発物語です。
私の稚拙な文章でいくら紹介しても面白さは伝わらないかもしれませんが、序章からの抜粋をご紹介して、共感出来そうな人は是非読んでみることをお勧めします。
この文章だけでも、生涯一度でもそういう仕事をしてみたい、と思わせるような身震いするような力を感じます。
闘うプログラマー 序章より抜粋
ブログやネットでのニュース記事ばかりチェックすることに追われてこの数年久しく小説などを読んでいなかったのですが最近になってから図書館のオンライン予約の利便性に気付いて気軽に借りては読んで、というのが習慣づいてきました。
前述のLibron 導入後は図書館利用に向けた楽チンさが加速して、借りられる時はまず借りて試し読みしてから or 全部読めれば読んでしまう、という感じで技術系の本も出来るだけお金をかけないようになってしまいました。
出版不況とかデフレとかを推し進めているのは自分みたいな人種なんだろうなあと後ろめたさを感じつつも、水は低きに流れるということでこの流れは止められないのだろうなあと諦め加減の毎日です。
さて表題の「闘うプログラマー
私の稚拙な文章でいくら紹介しても面白さは伝わらないかもしれませんが、序章からの抜粋をご紹介して、共感出来そうな人は是非読んでみることをお勧めします。
この文章だけでも、生涯一度でもそういう仕事をしてみたい、と思わせるような身震いするような力を感じます。
闘うプログラマー 序章より抜粋
「われわれの仕事は、とてつもなくきびしい。何年か経てば、チームのメンバーはこの仕事を振り返って誇りに思うだろう。
そして、『こんなに大きな仕事をやり遂げたことも、これほど純粋に生きたこともなかった。出世も幸福も、上司や友人とうまくやっていけるかどうかも、気にする必要はなかった。頭にあったのは、この製品を出荷すること、この製品をできる限りいいものにすることだけだった』と語るだろう。」とカトラーは言う。
カトラーが最初にウィンドウズNTを計画したとき、完成までの道はおぼろげにしかみえていなかった。
もっとも複雑なパソコン・ソフトウェアをつくるうちに、カトラーとその忠実な部下は、デジタルの荒野にはまりこんでいった。
この冒険から二度と抜け出せないのではないかと思われた時もあった。
途中で道に迷った者もいた。
人生の未知の領域へと踏みこんでいった者もいた。
最後には、優れた作品は愛情と暴力によって創造されるのだと知った。
これは、そんな人々の物語である。
2009/09/26
カフェ・コロラド(と姿を現した東京スカイツリー)
昨今の不況の波を受けてか、何度か行ったことのあるラーメン屋が潰れていたり、そのうち入ってみようと思っていた喫茶店が潰れていたり、テナントが入れ替わっていたり、空き物件が増殖していたり、というのを見つつも、東京の過密具合がすこし緩和されて良いんじゃないか、なんてことを考えたり。
自宅から半径2km圏内にはオシャレな気の利いたカフェ的なものはたぶん無くて、シアトル系のカフェが少々、それといわゆる純喫茶的なものがポツポツ。
出来れば入りやすそうな純喫茶的なお店でコーヒーを啜りながら読書でもしたいと思っていたのだけどなかなか思うような店がなく、外から軽く店の中を覗いてみては入らないでやり過ごしつつ、うろうろした挙げ句に入ったのは自宅から程近いところにある前から気になっていたカフェ・コロラド。
ドトール系のチェーン店だけど、軽く覗いたときに他にお客が居なそうだったのと照明の具合が明るくも暗くも無い良い具合だったので思い切って入ってみたところ、BGMも静かに掛かっていてとても落ち着くことが出来ました。
思い返せば大学生のとき、モラトリアム最後の瞬間を噛み締めていた頃にも、駅に行く途中にあったモスバーガーをよく利用していました。
モスのコーヒーってのもまあ大したものではないのかもしれませんが、昼間は大抵お客の少ないその店は自分にとっては一人で集中して本を読んだり課題をこなしたりするうってつけのスペースとして気に入っていて、久しくそういうお店を作っていなかったので、その感覚が戻って来たような気がしてなんだか得した気分になりました。
忙しい最近の世の中ではなかなか一人で集中する場所が作れないものですが、こういう都会のオアシスのような場末の喫茶店が生き長らえるよう、ほどほどに利用者がいて、お互いの利用時間帯がかぶらなければ嬉しいなあ、という妄想をしつつ読書に耽ったのでした。
写真右の方に見えるのが(たぶん)建設途中の東京スカイツリー。最近になって見えるようになりました。
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